（焼そば　その１７）

○　「一平ちゃん　夜店の焼そば　塩だれ味　ローストオニオン風味」（明星）

　凝ったソースや凝ったトッピングなどで新たなテイストを追い求め続けているといったイメージのある一平ちゃん夜店の焼そばシリーズから新しいテイストの登場です。

　その名も塩だれ味ローストオニオン風味ということですが、他にもレモンの香りも加わっており、さらに黒胡椒が入ったマヨネーズも入っているという素晴らしさです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、ソースをかけてよくかき混ぜ、黒胡椒入りマヨネーズをかけて、最後にふりかけをかければ完成です。

　早速、レモンとマヨネーズの混ざった風味が漂う麺を一口いただきます。思ったよりも濃くない塩味と適度な黒胡椒がとても良い味わいを演出しているといった感じです。

　麺そのものは、ノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、べとつき感が少なくとても食べやすいといった感じで、全体的にスッキリとした後味になっています。

　具はキャベツ、アオサ、赤唐辛子の３種類となっており、正確に具材と呼べるのはキャベツのみといっても過言ではないですが、バラエティな味なので十分ですね。

　レモンと黒胡椒の風味がすっきり感を演出してくれるような塩焼そばといった一品。ローストオニオン風味というのがハッキリ解らなくても美味しくいただけました。

○　「塩やきそば」（トップバリュー）

　品質が良くてリーズナブルということでお馴染みとなっているプライベートブランドのトップバリューからソース焼そばに続いて塩やきそばの登場です。

　メーカーさんに負けないくらいの開発力というのを待ち望んでいるのですが、まだまだ地味に頑張っているといった段階。ただ、一つ一つの味の方は勝るとも劣りません。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして液体ソースをかけてよくかき混ぜ、最後にふりかけをかければ完成。レモンのとても良い香りがします。

　早速、麺を一口いただきます。ガーリックと胡椒が効いているの加え、塩加減はやや濃いめなのですが美味しさを感じることができ、レモンの酸味が食欲増進となります。

　麺そのものは思ったよりもベタつき感が無く、細麺となっているのでとても食べやすいほか、ソースもよく絡むので最後の一本まで美味しくいただくことができます。

　具はひき肉、キャベツ、ゴマの３種類。ブロック肉よりも小さいのでひき肉と書きましたが、きちんと肉の味を頼むことが出来、キャベツはシャキシャキ感が良いですね。

　レモンとガーリックの風味と胡椒のアクセントがとても心地良く思える一品。カップ麺メーカーに負けていない味わいに今後の新製品の開発を心から期待しちゃいます。

○　「一平ちゃん　夜店の焼そば　ソースねり込み麺」（明星）

　凝ったソースや凝ったトッピングなどで新たなテイストを追い求め続けているといったイメージのある一平ちゃん夜店の焼そばシリーズから新しいテイストの登場です。

　今までと違ってソースやトッピングではなく麺の味を変えてきました。ソースを絡めていただくよりもソースを麺にねり込んだ方が良いといった考えなのでしょうか。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、ソースをかけてよく麺に絡ませて最後にからしマヨネーズとふりかけを満遍なくかければ完成です。

　早速、ソースとマヨネーズが混ざったとても食欲をそそる香りが漂う麺を一口いただきます。ソースとマヨネーズの酸味を心地良く楽しめてふりかけの風味も楽しめます。

　麺そのものは細めのちぢれ麺となっておりコシの強さはまあまあで、ソースが練り込まれているということで今までよりもコク深い味わいを楽しめるようなきがします。

　具はキャベツ、青のりの２種類となっており、シャキシャキ感があって甘さを楽しめるキャベツはタップリとはいっており、青のりは風味が良い感じとなっています。

　ソースとマヨネーズの風味の良さと味わい深いソースを楽しむことができる一品。正直、練り込まれた麺の真髄は解りませんでしたが、間違いなく美味しかったです。

○　「ペヤング　特製　塩ダレねぎ　やきそば」（まるか食品）

　北海道に住んでいるとなかなか手に入らないカップやきそばがペヤングのやきそば。そのやきそばのシリーズから特製塩ダレねぎやきそばの登場です。

　あとのせねぎ＆ベーコン風チップがたまらない！といったことが書いてあります。わざわざ関東で買って宅配便で北海道に送った甲斐があるのか食べるのが楽しみです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、ソースを入れて麺に馴染むように絡ませます。最後に後入れかやくを満遍なくふりかければ完成です。

　まずは麺を一口いただきます。湯気とともに口の中に入ってくる塩ダレの風味がとても良く、少し胡椒が効いているような味わいなので後味の方はサッパリとしています。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺。細めということもあって塩ダレとよく合うなと思います。また、思ったよりもベタつき感が無いというのが良いですね。

　具はキャベツ、ベーコン風チップ、長ネギの３種類となっており、特にベーコン風チップが香ばしく、長ネギもタップリと入っているので風味を楽しむことができます。

　ベーコン風チップと塩ダレと長ネギの風味が融合した味わいはまさにたまらない！といった一品。わざわざ宅配便で送った価値がある美味しさだと思いました。

○　「ガッツリッチ　ごってりソース　大盛り焼そば」（エースコック）

　腹を空かせたワイルドな男がガッツリと食べるような雰囲気を漂わせたカップ焼そばの登場。その名もガッツリッチごってりソース大盛り焼そばです。

　太めんの噛み応え×油感たっぷりのソース！といったことがパッケージに書いてありました。まさに雰囲気そのままの味わいを楽しめそうな予感。食べるのが楽しみです。

　お湯を入れて５分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして焼そばソースを入れます。そして、ソースが麺に馴染むようにしっかりとかき混ぜれば完成です。

　早速、ソースの酸味が漂ってくる麺を一口いただきます。香り同様にソースの酸味が口一杯に広がってくるとともに、ちょっとした脂っこさと濃い味を楽しめます。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、通常よりも一回り以上太い麺となっているので喉ごしの良さとモチモチ感というのを楽しむことができます。

　具はひき肉、キャベツ、揚げ玉の３種類となっており、ひき肉はソースの味が濃いため肉自体の味はよく解らず、キャベツはシャキシャキ感と甘さが良い感じですね。

　しっかりとしたソースの味わいとガッチリとした麺の食感を楽しむことができる一品。コッテリとした焼そばを食べれば暑い夏など簡単に乗り切れると思います。

○　「ペヤング　ＨＯＴスパイシーサラミ風味　やきそば」（まるか食品）

　北海道に住んでいるとなかなか手に入らないカップやきそばがペヤングのやきそば。そのやきそばのシリーズからＨＯＴスパイシーサラミ風味やきそばの登場です。

　うま辛スパイシーソースで、さらに美味しさＵＰ！といったことがパッケージに書いてありました。辛いものは大好きなのでどのくらい辛いのかとても楽しみです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをした後に蓋を全部剥がしてから液体ソースを入れて麺とよく絡ませ、最後に後入れかやくを満遍なくふりかければ完成です。

　まずは、サラミの風味がしてくる麺を一口いただきます。口に含んだ瞬間にサラミの香りが広がり、バーベキューソースのような味わいも楽しむことができます。
　
　また、ピリッとした辛さが細めの麺にしっかりと馴染んでいるのに加えて麺自体にベタつき感が少ないので、最後の一本まで美味しくいただくことができます。

　具はキャベツ、サラミフレーク、長ネギの３種類。キャベツのシャキシャキ感も良いのですが、サラミフレークの香ばしさは他では味わうことができない美味しさです。

　焼そばらしくないサラミの風味なのですが、食べているうちに癖となりそうな一品。キレのある辛さも暑い夏にピッタリとあうような心地良いものとなっています。

○　「焼そば　キムチ風味　ピリ辛カルビ味」（サンヨー食品）

　サンヨー食品の焼そばシリーズの中でも風味のある味わいでお馴染みとなっているカルビ味シリーズからキムチ風味のピリ辛カルビ味の登場です。

　以前にピリ辛カルビ味というのが出ていたのですが、今回はキムチが加わりました。キムチとカルビの相性の良さは承知の事実ということで食べるのが楽しみですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして特製調味だれを麺に馴染むように満遍なく絡ませてから、最後に特製ふりかけをかければ完成です。

　まずは、キムチの香りが漂う麺を一口いただきます。口に入れた瞬間にピリッとした辛さとキムチの風味を感じることができ、味の濃さ的もまあまあといった感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、思ったよりもベタつき感が無いのと、麺のコシもまあまあで細めとなっているのでとてもすすりやすくなっています。

　具は牛カルビ、キャベツ、唐辛子の３種類。牛カルビは噛むほどに味わい深い感じとなっており、キャベツはシャキシャキ感と甘さがとても良い感じとなっています。

　キムチのとても良い風味と程良い辛さの麺を心地良く楽しむことができる一品。カルビの美味しさも同時に楽しめるので、ある意味贅沢な一杯となっています。

○　「上州　太田焼そば」（サンヨー食品）

　日本三大焼そばといえば、富士宮焼そば、横手焼そば、そして上州太田焼そばなのですが、今回は群馬県太田市の上州太田焼そばの登場です。

　上州太田焼そばの特徴は、太めん、ポテト、濃厚ソースとのことです。流行の太めんに絡む濃厚ソースの味わいに加えてポテトがどんな感じで合わさるのかが楽しみです。

　お湯を入れて４分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れて麺によく馴染ませるようにかき混ぜ、最後に後乗せかやくを入れたら完成です。

　まずは、青のりと紅ショウガの香りが加わってソースの香りが引き立った麺を一口いただきます。味が濃いのに結構食べやすいといったソースの味わいとなっています。

　また、太めのちぢれ麺になっていることによってソースがしっかりと絡み、ベタ付くことなくモチモチとした食感を楽しむことができるというのが美味しさの秘密です。

　具はキャベツ、ポテト、紅ショウガ、青のりの４種類。焼そばに欠かせないキャベツの美味しさはもちろんなのですが、サクサクとしたポテトが何とも美味しいですね。

　ソースの味わいだけはなく、太めんとポテトの食感を心地良く楽しむことができる一品。さすが三大焼そばということだけあって要所要所に工夫がなされています。

○　「富士宮やきそば　塩味」（マルちゃん）

　Ｂ級グルメとして超有名となるとともに、日本の三大焼そばとしてお馴染みの富士宮やきそばが塩味になって再びカップ焼そばとして登場しました。

　独特の風味と味わいが支持されてＢ級グルメの中でも特に人気があるので味は確かだと思いますが、塩味となったことでどんな感じになっているのかとても楽しみです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れてから麺に満遍なくソースが絡むようかき混ぜ、最後に削り粉をかけたら完成です。

　まずは、削り粉が入ったことによって魚介の香りがタップリ漂う麺を一口いただきます。しっかりとした塩ダレの味わいとともに削り粉の良い風味も楽しめますね。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、予想よりも麺のコシの良さというのを感じることができ、ボリューム感も満足できるものとなっています。

　具は豚肉、キャベツの２種類のみとなっていますが、噛み応えがあって味わい深い肉と塩ダレによく合う甘さのキャベツがあれば他に何も入らないといった美味しさです。

　塩ダレと削り粉が合わさった他ではなかなか味わえない美味しさを楽しむことができる一品。さすが富士宮やきそばということがよく伝わってくる味わいです。

○　「沖縄　バーベキュー味　焼そば」（エースコック）

　沖縄のビーチで行われているバーベキュー後に作られる焼肉風味の焼そばがカップ焼そばとなって登場しました。その名も沖縄バーベキュー味焼そばです。

　バーベキューや焼き肉の後に焼そばを作るのは北海道でもやりますが、その時は備え付けてあるソースを使うことが多いです。焼き肉の延長の味わいを楽しめそうですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、焼そばソースを麺によく馴染むように絡ませたら完成。少し酸味の効いた醤油の香りが漂ってきました。

　早速、麺を一口いただきます。焼き肉のエキスと焼き肉のたれが混ざったような味わいとなっており、香り同様に少し酸味があるのでサッパリとした後味になっています。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、しっかりとした麺のコシというのを楽しむことができ、ソースもしっかりと絡んでくれるので美味しいです。

　具は豚肉、キャベツ、タマネギの３種類。豚肉は思ったよりも柔らかくジューシーな味わいとなっており、焼そばでは珍しいタマネギは風味と食感がとても良いです。

　まるで焼き肉と一緒にいただいているような気分にさせてくれる一品。風味だけではなくあらゆる食感にも気を遣っているような嬉しい一杯となっています。

（焼そば その１７）

（焼そば　その１７）